Elvis Presley(エルヴィス・プレスリー)

キング・オブ・ロックンロールまたはキングと称され、ギネス・ワールド・レコーズでは「最も成功したソロ・アーティスト」として認定されている。1977年8月16日、心臓発作により急逝。

生い立ち


エルヴィスはミシシッピ州テュペロの小さな家で、ヴァーノン・エルヴィス・プレスリーおよびグラディス・ラヴ・スミス・プレスリー夫妻の間に1935年1月8日に生まれた。彼はトゥーペロで幼年期を過ごし、13の時に一家はテネシー州メンフィスに転居した。彼には双子の兄弟ジェシー・ガーロン・プレスリーがいたが、誕生時に死亡している。一家は1949年にロウダーデール・コート公営住宅に転居する。エルヴィスは11歳からギターを始め、ロウダーデール・コートの地下洗濯部屋で練習をした。彼はそこに住むミュージシャン達と演奏を行った。エルヴィスは高校卒業後に精密金型会社で働き、次にクラウン・エレクトリック社のトラック運転手となる。スコットランド人作家アラン・モリソンはエルヴィスがスコットランド系であったと主張する。彼はその著書でエルヴィスの先祖が1700年代にアバディーンシャーのロンメイで暮らしていたことを発見したとする。また、記録によるとアンドリュー・プレスリーが1713年にロンメイでエルスペス・レッグと結婚したとしている。彼らの息子アンドリューが1745年にイギリスの植民地に移住したとのことである。また、ケビン・コスナーは自著本で、プレスリーがアイルランド人の血を引いていると主張している。同時に、プレスリーはドイツユダヤ人の血を引いており[1]、さらに4代前の祖母は、純血のチェロキー族インディアンである。

1950年代のアメリカでは音楽も人種隔離的な扱いを受けている部分が多く残っており、当時のロックンロールのヒットソングも黒人の曲を白人がカバーし、そのカバー版が白人向けの商品として宣伝され、チャートに掲載され、またラジオなどで流れる傾向にあった。例え同じ歌を同じ編曲で歌ったとしても、黒人が歌えばリズム・アンド・ブルースに、白人が歌えばカントリー・アンド・ウェスタンに分類されることが常識だった。エルヴィスは、このような状況にあって黒人のように歌うことができる白人歌手として発掘された。


プロフィール


黒人のリズム・アンド・ブルースと白人のカントリー&ウェスタンを融合することによって、今までにない新しい音〈ロック〉を誕生させ、広めた人物として知られる。初期はアメリカ、そして世界中の若者にロックンロールによって人気を博し、後期になるとラスベガスの舞台でカントリーやゴスペル、バラードなどを歌い、万人に愛される人物となった。

エルヴィスは最初、「The Hillbilly Cat(田舎者の猫)」という名前で歌手活動を始め、その後すぐに歌いながらヒップを揺らすその歌唱スタイルから「Elvis the Pelvis(骨盤のエルヴィス)」の愛称で呼ばれるが、アメリカのバラエティー番組『エド・サリヴァン・ショー』の3度目の出演の際には、保守的な視聴者の抗議を配慮した番組関係者が意図的にエルヴィスの上半身だけを放送したというエピソードが伝えられている。その際にサリヴァンが「このエルヴィス・プレスリーはすばらしい青年です」と紹介したことからサリヴァンにも罵声が飛んだ。しかしこのおかげでエルヴィスへの批判は少なくなった。また、フロリダの演奏では下半身を動かすなとPTAやYMCAに言われ、小指を動かして歌った。この時には警官がショーを撮影し、下半身を動かすと逮捕されることになっていた。

KWKラジオではエルヴィスのレコード(「ハウンドドッグ」)を叩き割り、「ロックンロールとは絶縁だ」と放送。ロックンロールが青少年の非行の原因だと中傷され、PTAはテレビ放送の禁止を要求など、様々な中傷の標的になった。

エルヴィスの記録は多数あり、例えば、最も成功した音楽アーティスト、最多ヒットシングル記録(151回)、1日で最もレコードを売り上げたアーティスト(死の翌日)、等がギネスによって認定されている。


オリジナルアルバム


オリジナルアルバム
<1956>
エルヴィス・プレスリー登場! (Elvis Presley)
エルヴィス (Elvis)
<1957>
プレスリーのクリスマスアルバム (Elvis' Christmas Album)
<1960>
エルヴィス・イズ・バック (Elvis Is Back!)
心のふるさと (His Hand in Mine)
<1961>
歌の贈り物 (Something for Everybody)
<1962>
ポット・ラック (Pot Luck)
<1967>
ゴールデン・ヒム (How Great Thou Art)
<1969>
エルヴィス・イン・メンフィス (From Elvis in Memphis)
<1970>
バック・イン・メンフィス (Back in Memphis)
<1971>
エルヴィス・カントリー (Elvis Country (I'm 10,000 Years Old))
ラブレター・フロム・エルヴィス (Love Letters from Elvis)
初めてのクリスマス (Elvis Sings The Wonderful World of Christmas)
<1972>
エルヴィス・ナウ (Elvis Now)
至上の愛 (He Touched Me)
<1973>
フール (Elvis ("Fool" album))
ロックン・ロール魂 (Raised on Rock/For Ol' Times Sake)
<1974>
グッド・タイムス (Good Times)
<1975>
約束の地 (Promised Land)
エルヴィス・トゥデイ (Today)
<1976>
メンフィスより愛をこめて (From Elvis Presley Boulevard, Memphis, Tennessee)
<1977>
ムーディ・ブルー (Moody Blue)